OpenAIライブラリでGeminiモデルの利用が開始されました

Googleが提供する最新のAIモデル「Gemini」のご紹介

最近、Googleから発表されたAIモデル「Gemini」が、開発者にとって非常に便利なツールとなることが期待されています。特に、OpenAI Libraryを通じてアクセスできるようになったことで、AI技術を利用した開発が一層進むことでしょう。この記事では、「Gemini」について詳しく解説し、その利用方法や背景についてお話しします。

Geminiとは何か?

「Gemini」は、Googleが開発した最先端の大規模言語モデルです。この技術は、自然言語処理や生成AIに特化しており、様々なアプリケーションに活用されることが期待されています。特に、以下の機能が注目されています:

  • チャット補完API:ユーザーとの対話をスムーズに行うための機能です。
  • 埋め込みAPI:情報の特徴を捉え、他のデータと結びつけることで、理解を深めることができます。

開発者向けのAPIアクセス

2024年11月8日より、「Gemini」の最新モデルへのアクセスが可能となり、開発者は以下のコード例を通じて、容易に利用を開始することができます。

Pythonでの利用例

from openai import OpenAI

client = OpenAI(
    api_key="ABC_123",
    base_url="https://generativelanguage.googleapis.com/v1beta/"
)

response = client.chat.completions.create(
    model="gemini-1.5-flash",
    n=1,
    messages=[
        {"role": "system", "content": "You are a helpful assistant."},
        {"role": "user", "content": "Explain to me how AI works"}
    ]
)

print(response.choices[0].message)

TypeScript / JavaScriptでの利用例

import OpenAI from "openai";

const openai = new OpenAI({
    apiKey: "ABC_123",
    baseURL: "https://generativelanguage.googleapis.com/v1beta/"
});

const response = await openai.chat.completions.create({
    model: "gemini-1.5-flash",
    messages: [
        { role: "system", content: "You are a helpful assistant." },
        { role: "user", content: "Explain to me how AI works" },
    ],
});

console.log(response.choices[0].message);

REST APIでの利用例

curl "https://autopush-generativelanguage.sandbox.googleapis.com/v1alpha/chat/completions" 
-H "Content-Type: application/json" 
-H "Authorization: Bearer ABC_123" 
-d '{ "model": "gemini-1.5-flash", "messages": [ {"role": "user", "content": "Explain to me how AI works"} ] }'

Gemini APIの今後について

開発者にとって、Geminiは非常に多機能なツールとして位置付けられていますが、今後さらに多くの機能が追加される予定です。現在はチャット補完APIと埋め込みAPIがサポートされていますが、さらに多様なAPIとの即時互換が計画されていますので、今後の発表にも目が離せません。

Vertex AIとの統合

もし「Vertex AI Enterprise」の顧客であれば、OpenAIとの互換性もサポートされています。これは、開発者にとって非常に便利な選択肢を増やすものであり、AI技術をより一層活用できる環境を提供しています。

まとめ

「Gemini」は、Googleの新しいAI技術として、開発者の創造力を引き出す大きな助けとなるでしょう。このツールを利用することで、様々なプロジェクトにAIを活用しやすくなります。開発者が自身のプロジェクトにGeminiを取り入れ、どのようにビジネスやサービスに役立てるか、楽しみですね。以上が、「Gemini」についての概要と使い方の紹介でした。今後のアップデートに期待しましょう!