Google APIs Client Library for .NETの一般提供開始
2014年3月17日、Googleは.NET向けのAPIクライアントライブラリの一般提供を発表しました。このライブラリは、開発者がMicrosoftの.NET Frameworkを利用して、GoogleのサービスをデスクトップアプリケーションやWindows Phoneアプリに統合するためのものです。
プラットフォームにとらわれないAPIの利用
Googleは、APIを誰にでも、どのプラットフォームからでも利用できるよう努めています。ReSTやHTTP、JSONのサポートにより、ほぼすべてのプログラミング言語やハードウェアからGoogleのサービスにアクセスすることが可能です。しかし、実際に使える形にするためにはクライアントライブラリが役立ちます。
Google APIs Client Libraryの特徴
- オープンソースの取り組みで、NuGetにホスティングされています。
- OAuth 2.0の統合に対応し、ユーザーの認証をシームレスに行います。
- メディアのストリーミングアップロードとダウンロードが可能です。
- リクエストのバッチ処理をサポートしています。
これらの機能により、開発者が時間を大幅に節約し、生産性を向上させることができます。
多様なGoogle APIへのアクセス
このライブラリを利用することで、50以上のGoogle APIへのアクセスが容易になり、次のような活用シーンがあります:
- Google Calendarを利用したアプリケーションの開発
- Windows Phoneアプリ内でのテキスト翻訳
- PowerShellスクリプトを使用してGoogle Compute Engineインスタンスの起動
これらの機能は、開発者にとって非常に便利で、まさに時間を節約する方法と言えるでしょう。
新たな冒険を始める
このクライアントライブラリを試してみるには、Getting Startedチュートリアルを訪れてみてください。また、.NETからGoogleのサービスを活用する方法についてさらに知りたい方は、Google APIs Client Library for .NETブログをフォローして、最新情報をキャッチしましょう。
開発者の生活を簡素化するために
Dan Ciruli氏は、Google Cloud Platformチームのプロダクトマネージャーとして、開発者が直面する課題を解決するために取り組んでいます。彼の目指すところは、より多くの開発者がGoogleのサービスを有効に活用し、その過程での負担を軽減することです。
Google APIs Client Library for .NETは、今後も多くの開発者にとって有益なツールであり続けることでしょう。これからも、Googleの技術を活用し、より良いアプリケーションやサービスを構築していくために、このライブラリの利点をぜひ活用してみてください。