Google PayとFirebaseによる支払い統合の新しいサンプル公開

Google PayとFirebaseでの支払い処理の統合

近年、オンラインでの買い物が急増しています。その結果、多くの企業は数種類の決済サービスプロバイダー(PSP)と連携する必要性を感じています。特に、451 Researchの調査によれば、オンライン売上が50%以上を占める企業の69%が複数のPSPを利用しているとのことです。この記事では、Google PayとFirebaseを使って、複数のPSPを統合する方法をご紹介します。

Google PayとFirebaseの連携を簡素化する

Googleは、Google Payと各種PSPとのサーバーサイドの統合を示すオープンソースのサンプルを最近リリースしました。これにより、複数のPSPを簡単に統合できる統一インターフェースを実装することが可能になりました。このサンプルは、コードベースを整理しつつ、将来の柔軟性を高めるためのものです。

Firebaseエクステンションの利点

特に注目すべきなのは、Google PayのFirebaseエクステンションです。このエクステンションは、開発者が自分のアプリに簡単に取り入れることができるオープンソースのパッケージです。以下のポイントが挙げられます:

  • 生産性の向上:何も調査したり、コードを書いたりすることなく、機能を拡張できます。
  • 簡単な統合:Google PayのAPIから支払いトークンをCloud Firestoreデータベースに渡すだけで、迅速な統合が可能です。
  • リクエストの監視:インストール中に定義されたパスに書き込まれたリクエストを監視し、PSPのAPIに送信します。
  • レスポンスの記録:取得したレスポンスを同じFirestoreノードに書き込むので、開発者にとってアプリの状態管理が容易になります。

オープンソースの可能性

このGoogle Pay Firebaseエクステンションは、完全にオープンソースであるため、開発者はコードを自分のニーズに合わせて変更することができます。また、貢献したい場合は、変更をプルリクエストとして提出することも可能です。自分だけの機能を持ったエクステンションを作ることができるのです。

お気に入りのPSPをサポートしたい方へ

すでにサポートされているPSPのセットがあるため、もし自分のお気に入りのPSPが含まれていない場合は、PSPサンプルプロジェクトの指示に従い、追加することができます。開発者は、自身のプロジェクトに必要な機能を簡単に追加できるのです。

始めるためのステップ

Google PayとFirebaseのエクステンションは、これからGoogle Payを利用しようとしている方にも、すでに利用している方にも最適です。新しいエクステンションは、Google Payと任意のPSPとの統合時にさらなる時間と労力を節約することを目的としています。Firebaseコンソールを通じて、エクステンションの使用を開始することができます。

まとめ

Google PayとFirebaseの統合は、使いやすさを重視して設計されています。これにより、数多くのPSPと連携しながらも、開発者はコードの複雑さに悩むことなく、スムーズに支払い処理を行うことができるでしょう。技術の進化に対応するために、この貴重なツールを試してみてはいかがでしょうか?

今後のアップデートにご期待ください

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