App Engine Usersサービスの使い方(モジュール20) – Google Cloud

Google App EngineのUsersサービスの利用方法

はじめに

近年、アプリケーション開発者がアプリケーションをモダナイズするために多くのツールが登場しています。特に、Google CloudのApp Engineは、サーバーレスアーキテクチャへの移行をスムーズに行うための手助けをしています。この中でも、「Usersサービス」は、ユーザー認証を簡単に実装するための重要な機能です。この記事では、Google CloudのApp EngineのUsersサービスをどのように活用するかについて詳しく説明します。

App Engineとサーバーレス開発

Google CloudのApp Engineは、開発者がアプリケーションを迅速にビルドし、スケールさせるための強力なプラットフォームです。特に、サーバーレスアーキテクチャを採用すれば、インフラの管理から解放され、より多くの時間をアプリケーションのコーディングに集中できます。最近では、レガシーのサービスから新しいプロトコルへ移行するにあたって、アプリケーションの移行をサポートする「Serverless Migration Station」というリソースも登場しています。

Usersサービスとは?

Usersサービスは、Google Sign-Inのラッパーとして機能し、アプリケーションのユーザー認証を管理します。これにより、登録したユーザーが簡単にログインし、アプリケーションを利用できるようになります。さらに、App Engineの管理者ユーザーの設定も可能で、利便性が一段と向上します。

Usersサービスの導入方法

ここでは、App EngineのUsersサービスをシンプルなアプリケーションに追加する手順を説明します。

  • **基本機能の理解**: サンプルアプリは、ページ訪問をDatastoreに記録し、最近の訪問を表示します。Usersサービスは、ユーザーログインや管理者ユーザー機能をサポートします。
  • **ログイン情報の表示**: ユーザーがログインしている場合、ユーザーのニックネーム(表示名またはメールアドレス)が表示され、Logoutボタンが現れます。また、もしログインユーザーが管理者であれば、”admin”バッジも表示されます。
  • **未ログイン時の表示**: ユーザーがログインしていない場合、表示名は「user」となり、バッジは削除され、Loginボタンが表示されます。

このように、アプリケーションのUIにおいても大きな変更が加えられますが、データモデルや訪問を記録する機能は変わりません。UIに表示する情報が変更されることによって、ユーザー管理が強化されます。

実践的な経験を積む

Usersサービスを統合したアプリを実際に作成してみたい方には、Googleが用意したコーディングラボを試すことをお勧めします。これにより、実際の作業に取り組みながら知識を深めていくことができます。また、Module 21では、Identity Platformへの移行方法についても紹介されていますので、興味のある方はぜひチェックしてください。

まとめ

今日の内容では、Google App EngineのUsersサービスを利用し、ユーザー管理を強化する方法を紹介しました。アプリケーションを初期状態から始めて、最終的に機能追加を行ったフローを通じて、どのように進化させるかを見てきました。**Userサービスを利用することで、多くの面でアプリケーションが洗練され、ユーザーにとっての利便性が向上します**。今後も、Google Cloudの様々なリソースを活用して、新しい技術を身に付けていくことが期待されます。